[word_balloon id="3" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="hide" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]オーストラリアといえば?[/word_balloon]
[word_balloon id="2" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="hide" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]コアラ!![/word_balloon]
[word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="talk" name_position="hide" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" avatar_hide="false"]カンガルー!![/word_balloon]
たしかにオーストラリアは世界有数の動物王国ですが忘れてはいけないのが
「きれいな海」です。
グレート・バリア・リーフ
いきているうちに一度は訪れてみたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
900以上の島々からなるこの美しい海は遥か昔から少しづつ形成を始め
その圧倒されるほどの規模と景観から世界遺産にも登録されました。
地球が育んできた神秘的な海。
この海に今異変が起こっています。
※当記事は海外のニュースサイト「science daily」より翻訳し抜粋しました。
https://www.sciencedaily.com/releases/2019/05/190516090838.htm
(以下転載)
オーストラリアのココス諸島のプラスチック汚染の調査で、
この地域のビーチには推定4億1400万個のプラスチックの破片が散在していることが明らかになりました。
IMASの研究者Dr Jennifer Laversが主導してScientific Reports誌に発表されたこの研究は、
977,000の靴と373,000の歯ブラシを含むゴミおよそ238トンのプラスチックが散在していると推定しています。
Lavers博士は2017年5月に南太平洋沖のヘンダーソン島のビーチで地球上で最も密度の高いプラスチックの破片が報告されていることが明らかになったことを世界中に発信しました。
「ココス(キーリング)諸島の浜辺のプラスチックの破片の密度はヘンダーソン島のそれよりも低いですが、
それでも総体積はなんと17トン。数にして3800万個の小さなプラスチック片です。
Lavers博士によると、大規模な人の居住地がない離島は、世界の海を漂うプラスチックの破片の量を示す基準になるそうです。
「このような島は【炭鉱のカナリア】のようなものであり、我々人類に与えている警告に基づいて行動することが大切です。ですが、この危険は加速度的に迫ってきています。」
※炭鉱のカナリアとは
炭鉱でしばしば発生するメタンや一酸化炭素などの有毒なガスの早期発見のために買われていたカナリアのこと。
カナリアは常にさえずっているので異常事態が発生した場合鳴き声がやむ。
つまり危険察知のために使われていたということです。
「プラスチック汚染は今や私たちの海にいたるところにあります。離島は現在地球を周回しているプラスチックの破片の量について客観的な見方をするのに理想的な場所です。」
「ココス(キーリング)で4億3400万個のプラスチック。重さが238トンになると見積もっていても、実際10センチの深さまでしかサンプリングできていないのが現状です。残骸の「ホットスポット」として知られる他のビーチについても同様の為、この数字は低く見積もってということになります。」
「最も識別可能な破片が漁業に関連していたヘンダーソン島とは異なり、ココス(キーリング)のプラスチックは、主にボトルキャップやストローなどの使い捨ての消費財、ならびに多数の靴や皮ひもであった」とLavers博士は述べた。
また、ビクトリア大学のAnnett Finger博士の共著者は、こうも述べています。
過去60年間に製造されたプラスチックの半分が、
わずか13年の間に作られるようになった。
このような環境汚染が進む中でプラスチックの世界的生産が増加し続けている。
「2010年だけで推定1,270万トンのプラスチックが世界中の海に流れ込んでいる。
これは1年で世界で製造されるプラスチック製品の40パーセントの量なのです。」
「使い捨ての消費者向けプラスチックの増加。結果として、今日の海では5.25兆個の海洋用プラスチック破片があると推定されています。
「プラスチック汚染は野生生物に対する脅威であります。
したがってそれを食する我々人間にとってその潜在的影響計り知れません。」
「この海洋プラスチック問題の規模は現在の人間の力では解決不可能なレベルにまできています。
「唯一の実行可能な解決策は、プラスチックの生産と消費を減らしながら廃棄物管理を改善し、そもそもこの物質が海に入るのを防ぐことです」とフィンガー博士は述べた。
※ココス(キーリング)諸島のビーチに関するプラスチック調査は、シーシェパードの海洋ゴミプログラム、Tangaroa Blue FoundationおよびTwo Handsプロジェクトによって支援されました。
※以上までが外部記事となります。
あれだけきれいな海にもこれだけたくさんのゴミが漂っているなんて驚きです。
重量だけでみると
「このまま行けば2050年までにプラスチックの量が魚の量を超える」
と言われています。
今年日本で行われるG20にもこの海洋プラスチック問題は取り上げられる予定です。
なぜなら日本近郊の海も平均値から比べると
とても多いプラスチック片が漂う「ホットスポット」に指定されているからです。
これは「どこか遠い国の問題」
ではなく私たち一人一人の問題なんです。