2020年5月末日。
6年間続けたカットが上手な美容室wasabiは東三国を出て岡山県は美作市に「お引越し」をすることにしました。
2014年にスタートしたwasabiは「くせ毛」や「毛量」「生え癖」「うねり」などの
【髪の毛に悩みを持った方】からの絶大な支持を得ていたこともあり、多くの方に惜しまれながらの移転。
長年支えていただいたお客様達とも離れてしまうのもつらく、私たちスタッフ一同としても苦渋の選択でした。
[word_balloon id="3" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" balloon="talk" balloon_shadow="true"]順調ならそのままでもよかったのでは??[/word_balloon]
お客様の中からそんな声もたくさんいただきました。
私たちとしてもできれば長年親しんだ大阪で美容室を続けたい想いがありました。
でも、wasabiにはどうしてもお引越しをしなくてはならない理由があったんです。
今日はなぜカットが上手な美容室wasabiが大阪のど真ん中からこの岡山県美作市に来たのか
3つの要点に分けてお話していきたいと思います。
衣・食・住を考えた体験型美容室を作りたい
wasabiはもともとアレルギーや病気で苦しむお客様や美容師さんの為に作られた美容室です。
昔の記事でも載せたことがあるのですが美容室の中はカラー剤やパーマ剤、シャンプー剤といった
人体に危険な化学物質が使われているものが数多くあるためアレルギーを発症しやすい場所になっています。
ヘアカラーの危険性について知らない方は以下のリンクからご覧ください。
そんなコンセプトでお店をしていたので、多くの悩みを持つお客様がたくさんwasabiを訪れるようになりました。
ヘアカラーを辞めシャンプーを正しいものに変えていくと面白いように体調がよくなる方や白髪のストレスから解放され
る人が現れるようになりました。
しかし、そのなかでも「ガン」や「白血病」「アレルギー」など病気を患ってしまう方はやはり一定数います。
美容室で悪いものを辞めて、いいものを使う。
というのはあくまで補足の部分でしかなくて、健康の基盤となるのは当たり前ですが「衣食住」です。
ここを外しては本当の健康を手にすることは難しいでしょう。
ダイエット食品だからと言って食べ過ぎては一向に痩せることがないのと同じことです。
「美容室で衣食住を提供することができれば・・・」
健康を考えた美容を追求していった結果
「美容師をやりながら健康的なことをいろいろやっちゃえ!!」という答えに行きつきました。
健康を考えた美容師が作り販売する野菜。
健康を考えた美容師が建てる家。
健康を考えた美容師が作る服。
面白そうじゃないですか^^?
「そんなこと本当にできるの?」と思われる方もいるかもしれません。
でも、できないのではなく「やる」のがwasabiのモットー。
そう思い今は小屋づくりにチャレンジしているところです^^
アフターコロナの時代に必要な事
wasabiが移転するきっかけとなった一つにコロナウイルスがあります。
今年の初め頃から流行りだしあっという間に全世界に広がったコロナウイルスは私たちの生活、
特に中小企業や個人事業主にとっての脅威となりました。
大阪にいたころでもすでにいくつかのお店がつぶれていく様子は悲惨なものでした。
テレビでもひっきりなしに「新しい生活様式」という言葉が出てきていますが、
今の時代まさに「新しい生活」の習慣を身につけないと淘汰されていく時代です。
新しい生活の習慣とは、新しい時代に合った生き方の事だと思います。
職場にいる時間より家にいる時間が長く。
お金より命が大切に。
ブランド物より手作りの温かさがこれからより一層大事になっていく。
そんな時にこれからチャンスが圧倒的に多いのは田舎です。
今、都会から田舎へ移住する人が急増しています。
特に都会での生活に疲れた人たちが多いと聞きます。
アフターコロナの時代に必要な事とは、いかにストレスなく自分に課された仕事をして毎日を送っていけるかだと思います。
未来の子供たちに伝えたいこと
私たちwasabiは大阪で子供たちとそのお母さんに向けたちょっとした支援をしていました。
それは「子供のカット500円」という簡単なものでしたが開催するとその月に100名ほどの子供たちがやってくる人気イベントになっていました。
今でも、大阪からたまに来てくれる子供たちがいるのですが、その中には虫に触れない子もいます。
畑で収穫をしたことがない子もいます。
焼き芋をしたことがない子もいます。
川で泳いだり魚を釣ったりしたことのない子がいます。
昔は当たり前にできていたことが今では難しいことがあります。特に都会では。
生き物に触れあって命の大切さを、作物を獲って食べ物への感謝を知る。
子供たちにそんな体験ができる場所を作ってあげたいという想いもこの美作に美容室を作ろうと思ったきっかけです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
全体をまとめるとwasabiが美作に美容室を出したのは「これからの時代を考えた結果、美作に移転するのが最適と考えたから」です。
コロナが流行りだして間もないころスーパーからトイレットペーパーや納豆やお米が消えるという珍事件が起きました。
そのころSNSで誰かがこれからこれらが品薄になるのでは?という噂を広めていたようです。
実際はそんなことはなく、すぐに供給されたのですが情報一つでこんな事態に陥ってしまうこともあるんです。
何が言いたいかというとこれからさらにコロナウイルスが広まり続けると
「必ず物資の不足が起きる」ということです。
トイレットペーパーだけならまだしも深刻な食糧不足が起きた時に用意をしていなければ対処できません。
食料不足の時に多くの方(子供たちを優先)を賄えるだけの備蓄をと考えると土地の広い田舎で農業を行う必要もある。
そんな考えから一大決心でこの美作へ移転することに決めました。
これから美容室の仕事中心に様々な活動をしていきたいと思います。
もし、私たちと一緒に活動してみたい、または大工や農業を体験してみたいという方がいればぜひご連絡ください。
copyright,岡山のカットが上手な美容室wasabi