皆さんは「香害」と呼ばれる健康被害の事をご存じでしょうか?
街を歩けばどこからともなく漂ってくる「甘ーい香り」
香水、ヘアスプレー、ワックス、洗剤、柔軟剤。
様々な商品に含まれる「香料」。
ヒトが豊かな生活を送るうえで「香り」は欠かせないものになってきています。
ですがそれは時に「私たちの健康な身体をおかしくする」こともあります。
匂いによる健康被害「香害」。
今、匂いが原因で体調を崩す人が急増しています。
なにがいけないのか?
何が原因なのか?
どうすればいいのか?
その中でも特に多い「柔軟剤」についての危険性についてお伝えしていきます。
①柔軟剤の危険性
2012年。
海外のメーカーが発売した「ある商品」が火付け役となりブームが到来した「柔軟剤」。
ふわふわした感触、長く残るいい匂いに、多くの消費者が「これはいいものだ!!」とこぞってその商品を使うようになりました。
その名も「ダウニー」いまだに使っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、「ダウニー」の製造元アメリカではこう言った柔軟剤に含まれる「香料」が問題で多くの「健康被害が続出しています」
香料による被害は以下の通り。
・頭痛
・吐き気
・集中力低下
・咳
・疲労感
・肌荒れ
・アトピー
・その他
2600万人、アメリカの成人の3人に一人が香料が原因で「化学物質過敏症」を患い、今もこういった症状に悩まされています。
「公害」ならぬ「香害」。
ネットで検索欄に「柔軟剤」と入力すれば続いて「被害」や「健康」とゆうキーワードが上位に出てきます。
これは海外だけの問題だけではなくて私たちの住む「日本」でもすでに起こっている、社会問題です。
②日本における柔軟剤による健康被害
日本消費者連盟や市民団体が結成した「香害をなくす会」が実施したアンケートがあります。
2019年12月末から2020年3月末の3か月間にわたる調査では、
9322人中の80%が「香料が入った商品を使って体調が悪くなった」と訴えていたことが分かつた
86%の人が柔軟剤。次いで合成洗剤といった具合。
街中、電車の中、スーパーマーケット、隣の洗濯物。
あらゆる場所に香料は存在していて、逃げ場はほとんどない。
実際に香害によって体調が悪くなり、職場を離れなくてはならない方も多いようです。
(引用/カナリヤからのメッセージ/https://www.youtube.com/watch?v=ibkygm1AJYA&t=648s)
毎年多くの健康被害が寄せられているため各自治体にはこういった柔軟剤や洗剤の香料の危険性が政府から通達されているが
真摯に対応する場所はまだまだ少ないようです。
(引用/https://nishoren.net/new-information/16472)
特に何も感じない人がいる為、こういった「化学物質過敏症」の人は理解されにくい。
かくゆう私も年々化学物質過敏症の症状が敏感になる為、先日「柔軟剤をお使いの方へのお願い」の告知をしたばかり。
「wasabiからのお願い」(https://wasabi-mimasaka.com/wasabikarano-onegai)
一体、何が原因でこういった健康被害が出てしまうのか?
そこにはやはり「化学物質」が関係しているようだ。
③柔軟剤の原料。
柔軟剤の主成分である「陽イオン界面活性剤」は強いアレルギー作用を持っています。
肌が弱い人が触れば、たちまち「肌荒れ」を起こしてしまうでしょう。
「界面活性剤」と言えば水中生物に特に毒性があると言われている「環境ホルモン」の1種で
魚のオスがメスになったり、メスがオスになったりといった環境被害が懸念されています。
そこに加えて風合い向上剤や繊維潤滑剤と言った見ただけではよくわからないものまで入っているわけですが
一つ一つが数種類~数十種類の化学物質を配合して作られるため。
柔軟剤一つにしても表記は数種類だが約200種類ほどの化学的に生成された薬品が使われている。
一つ一つの成分については動物実験の段階で安全性が確立されているものもあるが、「危険性がわかっているもの」も
「人間への毒性はわからない」と理由で普通に世間に出回っているため、これほど危険な物はないでしょう。
これは何も柔軟剤に限った事ではなくて「食品」や「洗剤」も同じ。
④なぜ香料が害があるのか?
香料自体、化学物質だから自然の一部であるヒトへの危険性があるのは当たり前のことです。
そこに加えて「マイクロカプセル」と言われる、「目に見えないくらいの大きさのプラスチックのカプセル」がより事態を
悪くしています。
柔軟剤の香りが何日も持続するのはこのマイクロカプセルが原因で、1マイクロメートルほどの大きさのカプセルの中に香料が入っており
これが衣服にに付着することで長時間匂いが継続する仕組みになっています。
(大きさの比較で言えば花粉が30マイクロメートル、PM2,5が2,5マイクロメートル)
近年「プラスチックごみを無くそう」とゆう運動が目に入ってきますが、大きいか小さいかだけで柔軟剤にもプラスチックは含まれています。
⑤柔軟剤は海洋汚染も進めている。
海洋プラスチック問題は世界的な問題として取り上げられています。
買い物袋が有料化されたのもこのプラスチックを無くそうとゆう働きのせいですが、なぜ「柔軟剤」は取り上げられないのでしょうか?
私たちが「柔軟剤」を使うことで、排水は下水へ、やがて川へ、川から海へ。
プラスチックごみを知らない間に海へ垂れ流していることになります。
そして、結果健康被害を受けるのは動物や魚たち。
だけではなく最終的に私たちの食卓へと運び込まれてきます。
(引用/https://www.ship4everyone.com/archives/1273)
自分の達が豊かな生活をしている中で自分たちの住む環境を住みにくいものにしてしまっているとゆう自覚を持たなくてはいけないのかもしれません。
今回のブログの総まとめ
今日は「柔軟剤」の危険性についてお伝えしましたが、これは他人事ではなく自分事ととしてとらえなくてはならない問題だと思います。
柔軟剤に限らず、普段何気なく使っているものや、知らず知らずのうちに手に取ってしまったものが影響を及ぼしてしまうのか。
部分的にみると「便利だから」「仕方なく」「家族が使っているから」とゆう理由でついついこういったもの使用してしまいがちです。
だけど、「使う人がいる限りなくならない」のもまた事実です。
1人が10人に。10人が100人に、1000人が10000人にと少数が多数になることで流れはきっと変わっていくはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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