タバコ最強説
一昔前の日本では電車の中や映画館の中でもタバコを吸っても良かったという話を聞いたことがあります。
また、タバコを吸うと作業効率や頭の回転が速くなるといい積極的に吸うべきだという声もあったとか・・・
今では考えられないような話ですが、危険性が知られていない頃のものというのは平気で使われていたりします。
例えば銀歯に使われる素材や建築で使われるアスベストは数十年経ってやっと世間でも危険性が多くの方々に認知され始めました。
製品化⇨販売⇨一般で使用され始める⇨問題が起きる⇨規制が始まる⇨廃止される
こんなループを永遠繰り返していくわけですが、また新たに危険性があると発表されたものがあります。
それが電子タバコの危険性です。
(引用/電子たばこによる初の事例か アメリカの成人男性が呼吸器疾患で死亡/ライブドアニュース)
https://news.livedoor.com/article/detail/16984174/
電子タバコの発売の経緯
今から3年前、喫煙者の心をくすぐる画期的なアイテムが発売された。
それが「iQOS」いわゆる電子タバコだ。
当時は爆発的な人気による品薄で購入までに半年以上かかるというケースが頻発、
ネット上にも販売価格の何倍もの値段で売られている電子タバコが飛ぶように売れる問い自体にまで発展。
空前の電子タバコブームが起きたわけですが、そもそも「なぜこんなにも売れたのか」という疑問が残ります。
確かに革新的なアイテムではありましたがヒット商品が出にくいこの世の中で
これまでヒットしたのには何か理由があるように思えます。
ところで「電子タバコ」について私たちはこんなイメージをもってはいないでしょうか?
それは「なんかタバコよりは体に良さそう」というイメージです。
電子タバコは発売当初「タールは出るがニコチンは出さない」という謳い文句がありました。
タバコが徐々に値上がりし始め財布の紐も厳しくなってきたやめようか・・・
そう考えている人たちにはまさに棚ぼたなアイテムだったに違いありません。
事実「あなたはなぜ電子タバコを使うのですか?」というアンケートでの堂々の1位は「健康に良いから」というものでした。
(引用/「電子タバコを吸う理由」1位は・・「健康」!産経新聞)
https://www.sankei.com/economy/news/180524/prl1805240315-n1.html
ですが、先日見つけた「電子タバコの死亡事故」の記事は健康に良いと言われるものとは程遠い内容です。
果たして電子タバコは本当に体にいいものなのでしょうか?
電子タバコの危険性
(引用/電子たばこが免疫細胞を破壊する可能性、英研究で明らかに/NEWSJAPAN
https://www.bbc.com/japanese/45192735
上の記事をかいつまんで言えば、電子タバコの危険性はタールやニコチンといった類いのものではなく「免疫機能を狂わせる」というものだそうです。
人間の身体には色々な機能が備わっています。
その中でも重要な免疫機能。
私たちが病気にかからずに健康な状態を維持できているのはこの免疫機能が体に備わっているからです。
体の健康を守る役割がその機能を果たさなくなってしまえば当然、病原菌やウイルスの餌食になってしまいます。
タバコのリスク=肺がん、肺気腫などの呼吸系疾患
電子タバコのリスク=免疫系の慢性疾患
つまり、電子タバコはタバコより安全というわけではなく
タバコはタバコで、電子タバコは電子タバコで危険性があると考えたほうがいいようです。
タバコと電子タバコはどっちが安全?
身体に良いと聞いて電子タバコを始めた方がこの事実を知ると「タバコに戻そうか」
と思うかもしれません。
どちらが安全かというと甲乙付け難いものがあります。
どちらも辞めれるといいのだと思いますが、タバコの方が安全なのでは?
というデータを見つけたのでお伝えしておこうと思います。
下のグラフをご覧ください。
(喫煙者の推移)
(肺がんの推移)
今日本全体での喫煙者の数は年々減っています。
しかし年々肺がんの患者数は増えています。
本来、喫煙者数が減ると比例して肺がんの患者数も減るはずですが、逆に増えているということは
肺がんの直接の原因がタバコではないかもしれない?
ということも考えられると思います。
といってもタバコが安全だっ!というわけではないので参考までにしていてください^^